こんにちは、ぢゅちです。
内省の強みは、他人に非があると思うときに、「果たして自分はどうだろう」と考えられるところだと思います。
昨日は、こんなことがありました。
先週リリースしたマニュアルに対するクレームが上がってきたのです。それもたかだか10ページくらいのドキュメントに対して10個も…。
確かに、マニュアル通りに実行しても動かない、とかそういうのもあり、それらに対しては問題があったと思います。検証が足りなかったと謝るしかありません。
しかし、10個中8個は「誤字がある」とか「ここではこの文言は不要ではないか」とか、直さなくても別にマニュアルを使って操作しても問題が発生しないようなもの。例えば、 "an" とすべきものが "a" になってるとか。
もう一つのポイントは、そのマニュアルって、エンドユーザーに届くものではなくて、内部でしか利用しないもの、なんですよね。それも一度使ったら使わないもの。
だから、それらのクレームに対しては、「だから何なの? "an" が "a" になっていたら、だれか困るのですか?それで何か問題が発生するのですか?このやり取りに時間をかけていること自体が無駄だとは思いませんか?」って感じでした。
一番イライラしてしまったのは、それらを全て「問題だ(バグだ)」と表現してクレームしてきたこと。あー、もう、くだらない!!!
…と、ここで内省くんの登場です。
「果たして自分はどうだろうか。相手に対して不快な言い方、表現をしていないだろうか。」
と。そう考えながら冷静さを取り戻していき、
「あー、この喧嘩を買ってはいけない。そもそも、彼の立場では『それらが取るに足らないこと』だと気付いてないのかもしれない。こういう表現の仕方が相手に不快感を与えているってことにも気付いてないかもしれない。だから、自分はそういう回答をしないようにしよう。でも、実際、今、自分は不快感を感じているし、そのことは口にしないと伝わらないと思う。だから、そのことだけはちゃんと伝えよう。」
そんな風にして内省していくのです。他人の振り見て、我が振り直す。
今日も日々是内省。