ぢゅちさんの「今日も日々是内省。」

ストレングス1位に「内省」を持つ内省家が、内なる言葉を綴ります。

多様性 パート②

「多様性」という言葉が出てきた近年の中で一番気になっているのは、これまで生きてきた価値観に囚われて今の時代では決して適切とは言い難い価値観を持つ人たちに対して、嗜めるように「今の時代にその発言は適してないよ」と指摘をしてくる人がいること。

 

そういう時代を生きてきて、価値観をアップデート出来ずに過去の時代の価値観を持ち続ける人がいる、そういうことも含めて「多様性」なんだと思うから、「昔はそういう価値観だったよね」とか「へぇ」でよくて、別にわざわざ嗜める必要なんてない。価値観をアップデートできていないで困る可能性があるのは当人なのだから、基本的には放っておけばいいのだ。

 

ただし、その人の価値観がアップデートされていないことで、自分自身が恥ずかしい思いをするようなとき(例えば「家族」とか「友人」とか)であれば、もちろん指摘することも悪いとは言えないが、基本的には他人が口出しすることではないと思っている。

 

私としては、それが「家族」であってもそれは「私の課題」ではないから、本人がそれで幸せに過ごせているのであれば、基本的には放っておけばいい、というスタンス。アドラー心理学における「課題の分離」。

 

つまりは言いたいことは、やっぱり「この時代は(おそらくSNSの影響で)他人に対して過干渉だ」ということに帰結するかなぁ。

 

(もちろん、「 『今の時代にその発言は適してないよ』と指摘をしてくる人がいる」ということも含めて「多様性」なので、そういった自分と価値観の合わない人たちとどう接していくかについては「私の課題」ではあるのだが…)

 

相変わらずのグルグルのループ。これこそ、「日々是内省」ですな。