最近、ジョギングを再び始めた。健康のためとかそういうのもあるけれど、どちらかというと気持ちの問題のような気がする。モヤモヤしたときに身体を動かしてしまった方が何も考えなくて済むから、そのために走る。現実逃避に近いのかもしれない。ただ、普段から考えすぎる傾向にある自分にとってはこの作業は何だか心地いいし、たぶん必要なのことなのかもしれないと思っている。と言っても、毎日走れているわけでもないし、時間も距離もその日によって違うのだけれど。
私はどうしても外に出る時には何か「目的」が必要になってくる。目的がないのに外に出るというのが億劫で仕方ないのだ。だから、一旦外に出ると、大抵３つくらいの用事を済ますことになるし、歩いている最中には耳でラジオを聴いたりしている。何か同時にしていないと気が済まないのだ。こういう風に書くと、非常にせっかちで効率主義のような感じがするが、かと言って、家ではかなりダラダラとした時間を過ごしており、決して効率的に動いているというわけではない。
どちらかというとエネルギーが足りない、ということなのかもしれないと最近は思う。だから、省エネで動こうとするし、ダラダラした時間も必要になる。どちらか一方というわけではなくて両方なんだけど、つながるところは一つなのかもしれない。
そんなわけでジョギングをしている最中も大抵はラジオを聴いたりしていたのだけれど、昨日は Radiko のタイムフリーでも特段聞きたい番組が見つからず、久しぶりに音楽を流してみることにした。夜中のジョギングだったので、久しぶりにゆったりとした夜の雰囲気の音楽をセレクトして。
そうしたら、いつもより何だか気持ちよく走れた気がする。ラジオを聴いていると、やっぱり頭がずっと働いている状態になっているのかもしれない。音楽にすると、ただただ音楽に身体を委ねて、揺蕩うような感覚になって、頭が空っぽになっていく感じがあった。流す音楽も重要かもしれない。大好きな曲やメッセージ性の強い曲は、どうしても言葉が頭に響いてくる。そうではなくて、音に流される感じが心地よかった。
まあ、単純に久しぶりに音楽を聴いたので新鮮だっただけかもしれないけれど、しばらく頭を空っぽにするためのジョギングのおともには音楽を選ぶようにしてみようかなと思っている。
