ぢゅちさんの「今日も日々是内省。」

ストレングス1位に「内省」を持つ内省家が、内なる言葉を綴ります。

「間違っている」ということ。

「間違っている」ということ。


それは、この時代、この場所に住む多くの人が持っていると思われる価値観によって判断されるもの、私はそういう風に捉えている。


例えば、数十年前の戦争の時代において、敵であるものは殺してしまうのは、「間違っている」という判断はされなかった。


例えば、日本で違法とされていることが、海外では合法であったりもする。

 

例えば、あなたに取って間違っていることは、もしかしたら私に取っては正しいことかもしれない。


「間違っている」というのは、そういうものであるということ。


時代、場所が変われば、「間違っている」と思われていたことが「正しい」とされるかもしれない。


だからって、「間違っていると簡単に言うな」とかは言わない。この時代、この場所において、間違っているということは、やっぱり間違っているんだと思う。それを主張してもいいとは思う。


けれど、「間違っている」ということは、そういう「価値観」と呼ばれるものが前提にあって、それは時間や場所が変われば変わるものであることを知っておくこと、そして、意識しておくことは非常に大事なんじゃないかと思っている。