私はあまりメモを取らない、「書くネタ」については特に。
私が文章を書くときは、頭の中から言葉があふれそうなときくらい。
誰かのために書くのでもないと思うし、自分のために書くのでもない気がする。
ただただ、頭の中から出てきたもののやり場がなくなってしまったから書く。
そういう文章の書き方。
私の文章をときどき面白いと言ってもらったりもする。
だから「書くことを仕事にできたらいいな」と思ったりもする。
でも、実は書くことも特に好きではないのかもしれない。
だって、書くときは書くけど、書かない時はプツっと何も書かなくなったりする。
基本、締め切りがないと動かない怠け者。
こうやって文章にするものは、ずっと頭の中では考えていることが多い。
メモは取らないけれど本当にずっと。
1週間とか2週間とか、しばらく取りつかれて、仕事中でもお風呂に入っていても、
ずっとそのことを考え続けてしまうくらいに。
そうやって頭の中をめぐって出てきた言葉は、
熟考を重ねているから面白いのかもしれないし、
逆に熟考を重ねているからこそ本心ではないような気もする。
ただ、考え続けていることによって、
自分でも思いがけない言葉が出てきたりするからそれはそれで楽しいのだ。